バンドソー切断誤差発生状況確認試験

使用機械:新ダイワ・SB120

使用刃 :標準装備品

試験1

1つ切断する毎にスケールで長さを出す。

試験片目標長さ:10mm

試験片を5個作製。

測定し易いようにバリを除去。

試験1 結果

試験片1:10.0mm

試験片2: 9.8mm

試験片3:10.3mm

試験片4:10.2mm

試験片5:10.4mm

 

試験2

突き当てで長さを出して切断。

試験片目標長さ:10mm

試験片を5個作製。

測定し易いようにバリを除去。

試験2 結果

試験片一:10.15mm

試験片二:10.2 mm

試験片三:10.3 mm

試験片四:10.3 mm

試験片五:10.35mm

 

 

試験の検証

試験1

目標値10.0mmに対し、マイナス側の誤差0.2mm、プラス側の誤差0.4mm。誤差の幅0.6mm。

試験2

目標値10.0mmに対し、プラス側の誤差0.35mm、誤差の幅0.2mm。

 

今回は10.0mmと短い試験片での結果ですが、100mm・1000mmとなっていくと、発生誤差は大きくなると予想されます。

さらに今まで切断した事案を振り返り、誤差が発生する要因として以下の4点が大きいと思われます。

1・人の目で見てスケールで合わせる場合、0.1mmでの調整は困難。

2・バンドソーの刃のアサリ(刃が交互に外側にはみ出している)のために、

  スケールを刃の横に当てて測定する際に、場所によって微妙に差が出る。

3・切断時、刃が材料に接触する際に、左右に多少ぶれる(個人的印象)。

4・長さ600mmを超える場合、鉄直定規でなく巻き尺にて測定するので精度が出しにくい。

 

よって、お客様に許容して頂く事になる切断長さ誤差を以下の通りとさせて頂きます。

 

・長さ 100mm 以下:指定寸法から最大±1mm

・長さ101~598mm:指定寸法から最大±1.5mm

・長さ 599mm 以上:指定寸法から最大±2mm

   指定寸法からプラス側・マイナス側に誤差を出す等のご要望は出来るだけお答え致します。